シルバージュエリー&レザー製品のメーカー、そして音楽、映画業界で暗躍しているJAP工房のブログです。JAP工房を中心とした人達の裏話や、お得な情報なんかが飛び出すかも!?

2009年04月12日

仕事柄なのか、趣味の性なのか、羽や翼をデザインしたり描いたり作ったりすることがよくあります。だから、羽や翼の仕組みや生態的特徴を結構調べたりします。

最近なにかのTV番組でダヴィンチの絵画の特集をしていました。それによると、ダヴィンチは、天使の翼は実在するものだからうまく描ける、でも天使の光輪は実在しないものだから表現するのがむずかしいと言ったとか言わないとか。いずれにしても、ダヴィンチ的には天使の翼はなにかしら鳥のそれと同じだという見解なのでしょう。

でもね、人間の骨格に翼が付いただけじゃあほんとは飛べません。胸筋や背筋、それを支える骨格とか肺活量とかがまったく飛ぶ機能を満たしていないからです。
でも、そんなこと、ダヴィンチだってもっとよく知っていたと思います。

だから、天使の姿形に関してはデザイナー的な考え方で納得していたのかななどと、勝手に解釈しました。

さて、悪魔の羽となるとこれはもちろんコウモリの翼です。信じる信じないは別として周知の事実。西洋ではコウモリは不吉なイメージが強いようです。
日本ではむしろコウモリは幸福の象徴。なぜかというと、コウモリを漢字で書くと『蝙蝠』。ねッ、幸福の福の字が見えかくれしていたり、音感的にもコウフクに似てませんか?
日本の古い金工作品には、多くコウモリの意匠が残っています。
そんなデザインを見た19世紀ヨーロッパの芸術家たちは、こぞってコウモリをモチーフにしたりしました。

では、堕天使の翼は?黒い鳥の羽だったりコウモリのはねだったり。。。結構デザイン性が高く、デザイナー的には面白い存在です。



ここのところ、映画業界が大人しい感じですが、いよいよ公開されます。
「天使と悪魔」。詳しくは公式サイトを。
この作品は、たまたま原作を3年ほど前に読んでいて、その時から映画公開が決まっていたので、とても楽しみにしていました。ダヴィンチ・コードの原作者がそれに遡り書いていた作品です。原作のラストは、多少乱暴な感も有りますが、とにかく大スクリーンで観たいと思います。

JAP工房cpiblog00579 at 17:38│コメント(0)トラックバック(0)夜の太陽 |  YOU-KOmixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字